【6月レッスンレポート】シンプルなケーキが教えてくれる、大切なこと
6月のレッスンでは、「とろけるロールケーキとコーヒーゼリー」に挑戦しました。 ロールケーキは、多くの方にとって馴染み深い、シンプルなお菓子かもしれません。しかし、だからこそ、その作り方にはたくさんの「大切なこと」が詰まっています。
「知る」ことで、世界はもっと面白くなる
一見シンプルに見えるロールケーキ。ですが、ふわふわの生地を作るための混ぜ方、生クリームの絶妙な泡立て具合、そして、誰もが憧れる綺麗な「の」の字に巻くための、ちょっとしたコツ。 「なぜ、そうするのか?」その理由を知り、実際に自分で触れることで、見慣れているお菓子が、もっと奥深く、もっと面白いものに変わります。その探求心を満たす時間が、日常に新しい発見とよろこびをもたらしてくれるはずです。
ここは、ただ「あなた」でいられる場所
私たちが何よりも嬉しいのは、レッスンが始まった時よりも、終わった時の方が、生徒さんたちの表情がずっと柔らかく、リラックスされていることです。 日々の役割から少しだけ離れて、無心で生地を混ぜ、クリームを泡立てる。他愛ないおしゃべりをしながら手を動かす。ここは、誰に気兼ねすることなく「ダレか」ではないシンプルに「あなた」でいられる場所にしたいなと私たちは願っています。ここで過ごす穏やかな時間が、心の栄養になることを願っています。
「できた!」がくれる、優しい自信
自分の手で巻き上げたロールケーキが、美しい「の」の字を描いていた時の、あの嬉しそうな笑顔。 自分で作った特別なケーキを持ち帰る喜び。その一つ一つの小さな成功体験が、優しく、そして確かな自信を育ててくれます。その自信が、あなたの毎日を、そっと支えてくれるはずです。
新しい発見や、穏やかな時間、そして達成感こそが、人生を豊かにしてくれる「スパイス」なのかもしれませんね。