【7月レッスンレポート】このタルト、実は生徒さんの作品なんです。

金色のトレーの上に、生徒さんが作ったバナナクリームタルト(手前)と、先生が作った見本(奥)が2つ並んでいる。

今月のレッスンは「バナナクリームタルト」です。 まず、このお写真をご覧ください。手前に写る、この美しいタルト。実はこれ、今回ご参加くださった生徒さんが作り上げた作品なのです。奥にある、私たちが作った見本と、ほとんど見分けがつきませんよね。

このタルトは、一見すると、とてもシンプルで、可愛らしい見た目をしています。 しかし、その穏やかな表情の裏には、たくさんの「こだわり」と、生徒さんの「丁寧な手仕事」が隠されています。

驚きは、クリームの下に

バナナクリームタルトという名前なのに、タルトの表面にはバナナはありません。じゃあケーキのクリームに?・・・いえいえ、バナナをクリームに混ぜ込んだりもしていません。では、バナナはどこへ?というと、そのクリームの下に、そっと隠されています。

更に味わいを深めるのが、フランスのヴァローナ社製チョコレートです。正直に申し上げますと、少し驚かれるくらい、贅沢な量をたっぷりと使っています。そのおかげで、決して大味にはならず、バナナの甘い香りと、ヘーゼルナッツの香ばしさをまとめ上げてくれるのです。バナナクリームタルトっていう元気の良い名前のケーキが、じつは品良くまとまっていて、そこも気に入っています。

「手間ひま」が生んだ、最高の作品

このタルトは、決して楽チンなレシピではありません。手順も多く、たくさんの「手間ひま」がかかります。 しかし、だからこそ、完成した時の達成感は、何物にも代えがたいものになります。

リラックスした、穏やかな時間の中で、一つ一つの工程に丁寧に向き合ったからこそ、これほど素晴らしい作品が生まれました。その晴れやかな笑顔の瞬間を見られたことが、私たちにとって、何よりの喜びです。

見た目は素朴で、可愛い。でも、一口食べれば、その本格的な味わいに、きっと誰もが驚くはずです。

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