お菓子がくれる、特別な時間
パティスリー301のブログへ、ようこそ
このブログでは、お菓子がくれる「特別な時間」をテーマに、様々な物語をお届けします。
お菓子作りがもっと楽しくなるプロのコツや、レッスンでの素敵なひととき、一つひとつのお菓子に込められた私たちの想いなど。
あなたの日常が、少しだけ豊かになるヒントが見つかりますように。
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レッスンレポート
茨城県龍ケ崎市で開かれる、お菓子教室の様子をお届けします。生徒さんの素敵な作品や、教室の空気感をお楽しみください。
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裏庭のオクラと、小さな発見
お店の裏庭で育てていたオクラ。残念ながら硬くて食べられず、その葉っぱを飾ってみたものの…。夏の日の、儚くも愛おしい、小さな物語です。
夏の初め、お店の裏庭に、オクラの苗を3本植えました。 今年の強烈な太陽の光をたくさん浴びても、へこたれずに育っていく様子は、枯れやしないか見ていてとてもハラハラしていました。それでもおおきな花が咲いて、そのうち実らしきものもできました。
「かわいいオクラができたら、みんなで食べよう」 そんなささやかな楽しみを、心待ちにしていたのです・・・が。
硬くて、ごりごりだったオクラ
やがて、星形のかわいらしい実がなるものだと期待をこめて育てたオクラ。 ですが、できあがったオクラは普段スーパーマーケットなどで見るような、緑色で皮がやわらかく、おいしそうなものとは似ても似つかない代物。 色は薄いし、サイズが小さいうちから皮はゴリゴリ、そしてやたらとアリにたかられていました。
裏庭のオクラの葉を、店先に飾ってみました。オクラの映像と、静かな夏の音をお楽しみください。
残念ながら、とても食べられそうにありません。 いや、正確にいうと、あんまり食欲をそそられません。 そうこうしているうちに、オクラの実は、私たちの手のひらよりもずっと大きくなってしまいました。
新しい居場所
扱いに困ってしまった、大きすぎるオクラ。 夏の終わりを待たずに引っこ抜いてしまおうかとすら思いました。 けれど今日、ふと、オクラの葉っぱに目がとまりました。 太陽の光をいっぱいに受け止める、大きな手のひらのような、緑色の葉。 かわいくはないんですが、やたらと力強い。その生命力に気付かされると、こころの奥から感動が呼び起こされるような。
ちょうどよい大きさの空き瓶が一つあったので、形の良い葉を三枚だけ、そっと切ってさしてみました。 今日、その瓶を店先に飾ってみたら、思いがけず、とても可愛らしい佇まいに。 食べられることはなかったけれど、このオクラは、新しい居場所を見つけて、私たちを和ませてくれる
・・・
と期待していたのですが、1時間もしないうちにしおれてしまいました。
…さて、この大きくなってしまったオクラ、まだ裏庭にいるのですが、何か良い使い道はないものでしょうか。もしよろしければ、Instagramのコメントで、皆さんの知恵をお貸しください。