お菓子がくれる、特別な時間
パティスリー301のブログへ、ようこそ
このブログでは、お菓子がくれる「特別な時間」をテーマに、様々な物語をお届けします。
お菓子作りがもっと楽しくなるプロのコツや、レッスンでの素敵なひととき、一つひとつのお菓子に込められた私たちの想いなど。
あなたの日常が、少しだけ豊かになるヒントが見つかりますように。
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レッスンレポート
茨城県龍ケ崎市で開かれる、お菓子教室の様子をお届けします。生徒さんの素敵な作品や、教室の空気感をお楽しみください。
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私たちが作るお菓子のこだわりや、素材の物語を一品ずつ丁寧にご紹介します。気になるお菓子のことをもっと深く知れる図鑑です。
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助手による上司犬への業務報告から
お店の日常やパティシエの哲学、ちょっとした舞台裏を、助手が上司犬に報告する形でお届けする、当店の人気シリーズです。
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栗の季節
9月は栗の季節です。
茨城県はクリの生産量日本一の県です。
「量4,690トン、収穫量のシェア29%と日本一を誇る栗の産地です。 」
パティスリー301では栗農園まで伺って、クリを直接仕入しております。
理由はごくごくシンプルで、採りたてのクリをできる限り早く処理したいからです。
ご存知の方も多いかと思いますが、クリは寝かせると甘くなります。最近は栗の保存技術も様々なものがあり、あと一ヶ月もたつと熟成栗の流通も始まることでしょう。あれも美味しい。来月も楽しみです。そのまま食べちゃうけど。
とはいえ、ケーキに栗を使うときは、甘さは実はそんなに重要ではなかったりもします。むしろそれ以外の要素をクリに求めます。具体的には香り、コク、デンプンの質感、瑞々しさといったところです。採りたての栗はこの特徴をバッチリ持っています。
何年も栗を扱っていると、栗はやはり果実なのだなと実感します。スピーディに加工しないと折角のクリも台無しになります。
ということで、茨城県という地の利を活かしまして、クーラーボックス片手に車を走らせ栗を仕入れているわけです。農園からダイレクトにお店まで、農園の方にも呆れられますが、こういうことをするケーキ店が一軒くらいはあってもいいのではないかなと思っています。いやはや、よくこれで経営が成り立つものです。
さて、パティスリー301の栗の仕入先ですが
となっております。どちらも人気のクリ農家さんです。茨城県にいてよかったなとつくづく思います。