お菓子がくれる、特別な時間
パティスリー301のブログへ、ようこそ
このブログでは、お菓子がくれる「特別な時間」をテーマに、様々な物語をお届けします。
お菓子作りがもっと楽しくなるプロのコツや、レッスンでの素敵なひととき、一つひとつのお菓子に込められた私たちの想いなど。
あなたの日常が、少しだけ豊かになるヒントが見つかりますように。
気になるテーマから探す
-

レッスンレポート
茨城県龍ケ崎市で開かれる、お菓子教室の様子をお届けします。生徒さんの素敵な作品や、教室の空気感をお楽しみください。
-
パティスリー301の菓子図鑑
私たちが作るお菓子のこだわりや、素材の物語を一品ずつ丁寧にご紹介します。気になるお菓子のことをもっと深く知れる図鑑です。
-

助手による上司犬への業務報告から
お店の日常やパティシエの哲学、ちょっとした舞台裏を、助手が上司犬に報告する形でお届けする、当店の人気シリーズです。
-

リクエスト・アーカイブ
これまでに開催して好評だったレッスンの記録です。「またこのレッスンを受けたい!」というお声も、こちらからお待ちしております。
最新の投稿一覧
チョコレートと生クリーム。ただそれだけの、贅沢なガナッシュケーキ
中に果物を入れない、その理由は?パティスリー301の「チョコレートガナッシュケーキ」は、チョコと生クリームの相性を楽しむための直球勝負。難しい言葉はいらない、素材の良さを味わう一品です。
冬の寒さが厳しくなると、無性にチョコレートが恋しくなりませんか? 温かい部屋で、少し濃いめのコーヒーと一緒にいただくチョコレートケーキは、冬ならではの楽しみです。
今日ご紹介するのは、パティスリー301の「チョコレートガナッシュケーキ」です。
あえて、果物を「挟まない」という贅沢
このケーキの一番の特徴は、スポンジの間に果物を挟んでいないことです。 「えっ、中身はスポンジだけ?」と思われるかもしれません。 もちろん、ケーキの上には彩りとしてイチゴを乗せていますが、中は驚くほどシンプルです。
ココアのスポンジ生地と、なめらかな生クリーム、そして全体を包み込む濃厚なチョコレートガナッシュ。 この3つだけで作られています。
実は、「チョコレートケーキは好きだけど、中に挟まったフルーツの酸味が、せっかくのチョコの味を邪魔してしまう…」と感じているお客様は少なくありません。
私たちが果物を挟まないのは、コストを抑えるためではありません。 「チョコレートと生クリーム、そしてスポンジ。この3つの素材の質だけで勝負したいから」です。 ごまかしのきかないシンプルさは、パティスリーとしての自信の証でもあります。
口の中で溶け合う、3つの素材
フォークを入れると、まずとろりとしたガナッシュの層があり、その下にふんわりとしたスポンジと、コクのある生クリームが重なっています。
口に運ぶと、チョコレートのほろ苦い香りが鼻に抜け、生クリームのミルク感がそれを優しく受け止めます。 「ハーモニー」なんて難しい言葉は必要ありません。 ただ、「チョコレートとクリームって、本当によく合うなぁ」と、しみじみ感じていただける美味しさです。
艶やかな見た目の秘密
写真をご覧いただくと、表面が鏡のように艶々(つやつや)しているのがお分かりいただけると思います。 これは、パティシエが絶妙な温度調整で仕上げたガナッシュを、一気に流しかけてコーティングしているからです。
この艶と口どけの良さは、熟練の職人の手仕事だからこそ。 飾りには、甘酸っぱいイチゴとブルーベリーを添えました。 濃厚なチョコレートの合間に食べるフレッシュな果実は、いいお口直しになりますよ。
奇をてらわない、王道のチョコレートケーキ。 「フルーツはいらない、今日はチョコの味をしっかり楽しみたい」という日に、ぜひ選んでいただきたい一品です。
【復刻】龍ケ崎で学ぶ!柳田農園いちごのタルトレッスン
龍ケ崎で人気の「いちごタルト」レッスンを振り返ります。基本のタルト生地とクレム・ダマンドの焼き方、そして柳田農園のいちごを使った贅沢な味わい。バレンタインに向けたチョコアレンジもご紹介。
みなさま、こんにちは。
本日は「リクエスト・アーカイブ」シリーズとして、過去に開催され、大変ご好評をいただいたレッスンをご紹介します。
それは、旬のいちごをこれでもかと積み上げた、「贅沢いちごのタルト」です。
龍ケ崎市内はもちろん、遠方からもリクエストが絶えないこのレッスンの魅力を、改めて振り返ってみたいと思います。
1. 洋菓子の基本、タルト生地とクレム・ダマンド
このレッスンの最大のポイントは、タルト作りの「基礎」を徹底的に学べることです。
美味しいタルトの方程式は、以下の2つの要素で成り立っています。
パート・シュクレ(タルト生地)
サクサクとした食感を生むクッキー生地。バターの香りを閉じ込めながら、均一な厚さに敷き込む技術をお伝えしました。
クレム・ダマンド(アーモンドクリーム)
しっとりと焼き上げる、アーモンド風味豊かな土台のクリーム。
この2つを完璧に焼き上げることができれば、フルーツを変えるだけで一年中美味しいタルトが作れるようになります。まさに「一生もののスキル」です。
2. 常総市・柳田農園のいちごを山盛りに
味の決め手は、やはり素材です。
当教室では、茨城県常総市にある「柳田農園」さんの完熟いちごを使用しました。
スーパーで買ういちごとは一味違う、濃厚な甘みと香り。
カスタードクリームのコクに負けない力強い味わいが、タルト全体の完成度を一段階引き上げます。
参加された生徒様も、「いちごそのものが美味しい!」と感激されていました。
3. バレンタインには「チョコタルト」のアレンジも
実はこのレッスン、バレンタインデーの時期にも非常に人気があります。
「いちごの赤」は、見た目にも華やかで、大切な方へのプレゼントにぴったり。
さらに、生地にココアを混ぜ込み、クリームをチョコレート風味にする「ショコラ・バージョン」へのアレンジも可能です。
「本命チョコの代わりに、手作りのいちごタルトを贈りたい」
そんなリクエストがあれば、ぜひご相談ください。
基礎さえ身につければ、アレンジは無限大です。
※本レッスンは、リクエストを頂いた後に日程を調整する「復刻レッスン」です。
「作ってみたい!」という方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
【菓子図鑑】ショーケースのない店が作る「サランボー」
「なぜショーケースがないの?」その答えは、エクレアとサランボーの「鮮度」にあります。日をまたぐ販売をしない、パティスリー301のこだわりの理由と、パリパリ食感の秘密をご紹介します。
初めてご来店されるお客様は、少し驚かれるかもしれません。 「あれ?ケーキが並んでいない…?」
そうなんです。パティスリー301には、きらびやかなショーケースがありません。 それは、冷気や乾燥というストレスから、デリケートなケーキたちを守りたいから。 そして何より、、「一番美味しい状態」を、あなたに手渡したいからです。
今日は、そんな私たちのこだわりが最も色濃く出る、「知る人ぞ知る絶品スイーツ」をご紹介します。
1. 「日をまたぐ」のはNGです
そのお菓子とは、「エクレア」と「サランボー」。
「エクレアなんて、どこでも買えるじゃない」 そう思われるかもしれません。けれど、本物のエクレアは、実はとても短命なお菓子なのです。
香ばしく焼き上げたシュー生地は、クリームを詰めた瞬間から、少しずつその水分を吸い始めます。 だから、私たちのエクレアは「その日のうちに」食べていただくのが鉄則。
ショーケースに並べて、翌日まで持ち越すようなことは絶対にしません。 常にフレッシュな、「生きた美味しさ」だけをお届けしています。
2. 飴色の輝き、サランボー
特に、エクレアの親戚である「サランボー」は、さらに繊細です。 表面にかかった美しい飴(キャラメル)は、時間が経つと湿気を吸って溶け出し、あの魅力的な「パリパリ」という食感が失われてしまいます。
だから私たちは、できれば「出来上がってすぐ」にお渡ししたいと考えています。
ショーケースに入れて飾っておく時間よりも、お客様のお口に届くまでの時間を短くしたい。 飴がパリッと砕け、とろけるクリームと混ざり合う、あの「奇跡のようなコントラスト」を体験していただきたい一心なのです。
3. こだわりが生む、秘密の味
私たちのエクレアとサランボーは、いつでも大量に並んでいるわけではありません。 その日の分を、丁寧に用意して待っています。
「作ってもあまり売れない」とシェフは笑いますが、それは裏を返せば、「本当に美味しいものを知っている人だけが選ぶお菓子」だということ。
ショーケースがないからこそ守れる、鮮度と食感。 その対価として得られる至福の体験を、ぜひ一度味わってみてください。
【Xmas特別レッスン】初心者も感動!柳田農園いちごのブッシュドノエル
クリスマス限定レッスン開催!常総市・柳田農園のいちごを贅沢に使ったブッシュドノエル。初心者の方でも失敗なく作れるプロの技と、聖夜を彩るデコレーションの様子をレポートします。
メリークリスマス!…と言うには少し早いですが、パティスリー301の教室は、すでに甘い香りとクリスマスの高揚感に包まれています。
本日のレポートは、年に一度のビッグイベント、クリスマス限定レッスン「ブッシュドノエル」の様子をお届けします。「わぁ、かわいい!」という歓声が上がった今回のレッスン。
大切な聖夜を彩るケーキ作り、そのワクワクした時間を少しだけお裾分けさせてください。
1. 聖夜の土台は「とろける」生地から
クリスマスの食卓を飾るブッシュドノエル。その土台となるのは、当教室自慢の「ロールケーキ」です。
「特別な日だからこそ、失敗したくない」
そんな生徒様のドキドキを自信に変えるため、今回は「割れない、しっとり生地」の魔法をお伝えしました。
メレンゲの泡立て:雪のようにふわふわですが、しっかりと、そして優しく泡立てます。
粉合わせ:混ぜすぎず、でも粉っぽさを残さない。ここがプロの「見極め」です。
このポイントさえ押さえれば、初心者の方でも、お店のような口どけを再現できます。
2. 柳田農園いちごが「クリスマスの赤」を演出
今年のクリスマスケーキの主役は、なんといっても常総市「柳田農園」さんの完熟いちごです!
箱を開けた瞬間に広がる甘い香りは、まさにクリスマスの贈り物。
濃厚なチョコレートクリーム(ガナッシュモンテ)の深い色合いに、柳田農園さんの鮮やかな「赤」が映えて、まるで宝石のようです。
3. 童心にかえって、雪降る森のデコレーション
仕上げは、一番盛り上がるデコレーションタイムです!
ケーキの上を「クリスマスの森」に見立てて飾り付けていきます。
樹皮を描く:フォークを使って、木の模様を描きます。(※強く押しすぎず、優しくなでるように描くのがコツ!)
主役の登場:最後にサンタクロースを飾って完成!
「食べるのがもったいないくらい素敵!」「早く家族に見せたい!」
完成したケーキを前にした生徒様の笑顔は、クリスマスのイルミネーションのように輝いていました。
少しの工夫で「絵になる」、世界に一つだけのクリスマスケーキです。
今年のクリスマスは、手作りのブッシュドノエルを囲んで、心温まるひとときをお過ごしください。
Happy Merry Christmas!
【残1席】11/21(金) デコレーションケーキ教室開催
【残1席】茨城県の菓子教室で学ぶ、本格デコレーションケーキ。11月21日(金)開催。プロの「ナッペ」技術を少人数制でじっくり学べます。初心者歓迎。お申し込みはお早めに。
こんにちは。パティスリー301のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本日は、お客様からのリクエストに基づき開催が決定した、特別なレッスン「リクエスト・アーカイブ」のご案内です。 茨城県龍ケ崎市の当菓子教室で、プロの技術を学んでみませんか?
今回挑戦するのは、お菓子作りの華である「デコレーションケーキ」です。 開催日が近づいてまいりましたが、現在【残席1名様】のみご案内が可能です。
憧れのデコレーションケーキを、ご自身の手で
今回のレッスンでは、きめ細かく焼き上げたスポンジに、上質な生クリームを塗る「ナッペ」という技術を学びます。 一見難しそうに思えるかもしれませんが、講師がすぐそばで丁寧にお教えしますので、失敗などを恐れずにぜひご参加ください。
当教室は少人数制のため、お一人おひとりのペースに合わせて、じっくりとお教えいたします。
レッスンの詳細:11月21日(金)開催
茨城県龍ケ崎市の菓子教室「パティスリー301」で、特別なケーキ作りを体験しませんか?
レッスン日時: 11月21日(金) 10:00 〜
内容: 15cm(5号サイズ)のデコレーションケーキ 1台お持ち帰り
費用: 13,000円(税込)
残席: 1名様
※当日は、旬のいちごを仕入れる予定ですが、もし天候などで入荷が難しい場合は、他の新鮮なフルーツを使用いたします。どちらになっても、華やかな仕上がりになります。
お申し込みは、お早めに
このレッスンは、情熱のある方からのリクエストレッスン、残りはあと1席となっております。最近はこういったよく見るデコレーションケーキのレッスンを開催していなかったので、教える私たちもとても楽しみにしております。満席になり次第、受付終了となります。 「一度、本格的なデコレーションケーキ作りに挑戦してみたかった」 「茨城県内で、じっくり学べる菓子教室を探していた」 という方に、ぴったりの内容です。
最後の大切な1席。 皆様からのお申し込みを、心よりお待ちしております。
【9月レッスンレポート】自信がなくても大丈夫。本格チョコレートケーキ。教室で「作れる喜び」を。
お菓子作りに自信がない方、大歓迎。本格チョコレートケーキ教室で「私にも作れた!」という感動を体験しませんか?失敗しないコツを丁寧にお教えします。
9月のレッスンに参加いただきました皆様。とても楽しいひとときをありがとうございました。
「私にも、作れた!」その感動が、日常を豊かにする。
こんにちは。「パティスリー301」です。 「本格的なチョコレートケーキ」と聞くと、少し難しそうに感じますか? 「お菓子作りはあまり得意じゃないから…」と、ためらってしまうかもしれませんね。
今回ご紹介する9月のレッスンはザッハトルテ・・・本格的なチョコレートケーキの代表格です。まずは見てください。この息をのむほど美しいザッ-ハトルテ。 これも、お菓子作りが大好きでたまらない、という特別な方だけでなく、普段はあまりお菓子作りをしない生徒様が、見事に完成させた作品なのです。
大切なのは、有り余るほどの情熱や経験ではありません。ほんの少しの「やってみたい」という気持ちだけです。
おうちで「本格的な美味しさ」を。家庭で作りやすいオリジナルレシピの秘密
当教室が大切にしているのは「本格的な美味しさ」です。 ですが、それは必ずしも、何百年も続く伝統的なレシピを、一から十まで厳密に守る、ということではありません。
私たちが本当に大切にしているのは、ご家庭のキッチンで、無理なく、楽しく、そして最高に美味しいケーキが作れること。そのために、当教室のレシピはすべて、プロとしての長年の経験をもとに改良を重ねた「オリジナル」です。そこには、生徒様に心からお菓子作りを楽しんでほしい、という願いと工夫が詰まっています。
美味しさの決め手は「プロのちょっとした工夫」 高価で特別な材料を揃えなくても、スーパーで手に入るいつもの材料で、ぐっとプロの味に近づける。そんな、本には載っていない材料の組み合わせや、ちょっとしたコツを惜しみなくお伝えします。
失敗しない「考え方」が身につく 「レシピ通りに8分混ぜる」のではなく、「なぜここで混ぜるのか」「生地がどんな状態になればOKなのか」という、お菓子の”仕組み”や”考え方”をお教えします。これが分かれば、少し環境が違っても失敗しなくなり、ご自身で応用することもできるようになりますよ。
無理なくできる「お店みたいな仕上げ」 パティシエのような複雑なデコレーションはできなくても、大丈夫。ご家庭にある道具で、ちょっと一手間加えるだけで見栄えがプロ級になる。そんな「簡単なのに効果的」なテクニックも、こっそりお教えします。
ご家庭で、あなた自身の手で生み出すケーキの「美味しさ」と、それを作れた時の「喜び」が、何よりも大切なことだと考えています。
新しい「好き」が見つかる場所
実際にレッスンに参加された方からは、こんな嬉しいお声をいただいています。
「不器用な私でも、先生がずっと隣で見ていてくれたので、安心して最後まで作ることができました。完成したケーキを見た時は、本当に感動しました」
「仕事や家庭のことを忘れて、何かに夢中になる時間が、こんなにも楽しいなんて。最高のリフレッシュになります」
ここでは、ケーキの作り方だけでなく、新しい楽しみや、心地よい居場所、そしてほんの少しの自信を、きっと見つけていただけるはずです。
まとめ:手作りのケーキで、いつもの毎日を「特別」に
お菓子作りは、あなたの日常を少しだけ豊かにしてくれる、素敵な魔法です。 自分で作ったこだわりのケーキで、大切な人をおもてなしする週末。そんな心温まる時間を過ごしてみませんか?
「パティスリー301」のお菓子教室が、その第一歩をお手伝いします。 次回のレッスン情報は、公式サイトやSNSでご案内いたします。皆様の「はじめの一歩」を、心よりお待ちしております。
パティスリー301のお菓子教室
パティスリー301ではお菓子教室を開催してます。あなたの心に触れるレッスンがあるかもしれません。よかったら探してみてください。
あわせて読みたい
【パティスリー301の菓子図鑑 第6章】クッキーアンドクリームケーキ、物語を添えて。大切な人を驚かせるとっておきの誕生日。
誕生日ケーキで感動のサプライズを。茨城県龍ケ崎市のパティスリー301が、お子様を喜ばせたいという優しい想いを形にした、特別なクッキーアンドクリームケーキの制作裏話をご紹介します。
アメリカンな雰囲気の、特別なデコレーションケーキアメリカンな雰囲気の、特別なデコレーションケーキ
茨城県龍ケ崎市のパティスリー301が作る、誕生日ケーキ。サプライズに人気のクッキーアンドクリームケーキのホールに、パティシエがチョコレートソースと生クリームでデコレーションしている様子。
厨房から、甘くて、どこか懐かしい香りが届きました。 今日ご紹介するのは、先日、特別にご注文いただいた「クッキーアンドクリームケーキ」です。
「子供へのバースデーケーキをお願いします。」
そんな優しい想いから生まれたこのケーキは、私たちにとっても忘れられない一品となりました。 パティシエがイメージしたのは、かつて数年間暮らしたアメリカで出会った、あの陽気なダイナー。どこかワクワクするようなデザートです。
こういうケーキって作っててとても楽しいんですよ。
ザクザク食感が楽しい、遊び心あふれる味わい
ココア風味のスポンジ生地に、砕いたチョコチップクッキーをたっぷりと混ぜ込んだ、特製のクリームでデコレーションしました。一口食べると、クリームのなめらかさと、クッキーのザクザクとした食感が、まるでお口の中で楽しい音楽を奏でているようです。
トップには、濃厚なチョコレートソースを垂らして、チョコレートサンデーをイメージして生クリームを絞って、仕上げ小さなクッキーのかけらを飾ります。ワクワクします。
感動のサプライズは、物語から生まれる
たちは、ただお菓子を作っているだけではありません。その先にある、誰かの笑顔や、大切な人との温かい時間。そんな幸せな物語の、ほんの少しでもお手伝いができたらと願っています。
「わぁ!」という歓声が聞こえてくるような、記憶に残る誕生日。 パティスリー301のデコレーションケーキで、世界でたった一つの、感動的なサプライズを演出しませんか?
ご予約やご相談は、いつでもお気軽にどうぞ。 あなただけの物語を、私たちにもぜひお聞かせくださいね。
あわせて読みたい
裏庭のオクラと、小さな発見
お店の裏庭で育てていたオクラ。残念ながら硬くて食べられず、その葉っぱを飾ってみたものの…。夏の日の、儚くも愛おしい、小さな物語です。
夏の初め、お店の裏庭に、オクラの苗を3本植えました。 今年の強烈な太陽の光をたくさん浴びても、へこたれずに育っていく様子は、枯れやしないか見ていてとてもハラハラしていました。それでもおおきな花が咲いて、そのうち実らしきものもできました。
「かわいいオクラができたら、みんなで食べよう」 そんなささやかな楽しみを、心待ちにしていたのです・・・が。
硬くて、ごりごりだったオクラ
やがて、星形のかわいらしい実がなるものだと期待をこめて育てたオクラ。 ですが、できあがったオクラは普段スーパーマーケットなどで見るような、緑色で皮がやわらかく、おいしそうなものとは似ても似つかない代物。 色は薄いし、サイズが小さいうちから皮はゴリゴリ、そしてやたらとアリにたかられていました。
裏庭のオクラの葉を、店先に飾ってみました。オクラの映像と、静かな夏の音をお楽しみください。
残念ながら、とても食べられそうにありません。 いや、正確にいうと、あんまり食欲をそそられません。 そうこうしているうちに、オクラの実は、私たちの手のひらよりもずっと大きくなってしまいました。
新しい居場所
扱いに困ってしまった、大きすぎるオクラ。 夏の終わりを待たずに引っこ抜いてしまおうかとすら思いました。 けれど今日、ふと、オクラの葉っぱに目がとまりました。 太陽の光をいっぱいに受け止める、大きな手のひらのような、緑色の葉。 かわいくはないんですが、やたらと力強い。その生命力に気付かされると、こころの奥から感動が呼び起こされるような。
ちょうどよい大きさの空き瓶が一つあったので、形の良い葉を三枚だけ、そっと切ってさしてみました。 今日、その瓶を店先に飾ってみたら、思いがけず、とても可愛らしい佇まいに。 食べられることはなかったけれど、このオクラは、新しい居場所を見つけて、私たちを和ませてくれる
・・・
と期待していたのですが、1時間もしないうちにしおれてしまいました。
…さて、この大きくなってしまったオクラ、まだ裏庭にいるのですが、何か良い使い道はないものでしょうか。もしよろしければ、Instagramのコメントで、皆さんの知恵をお貸しください。
【助手による上司犬への業務報告から その5】10年前の相棒、LUMIX DMC-LX100と再会した話
10年前に購入した古いコンパクトデジタルカメラ、LUMIX DMC-LX100。最新機種には性能で劣るものの、その不完全でノスタルジックな写りには、なぜか心惹かれる魅力がありました。当店の哲学とも通じる、古いカメラとの再会の物語。
上司犬へ
先日、業務とは直接関係のない、しかし、私たちの仕事の根幹に関わるかもしれない、ある発見をいたしましたので、ここに報告いたします。
先日、10年前に購入したパナソニックのデジタルカメラ、LUMIX DMC-LX100がひょっこり出てきました。当時はそれなりに奮発して手に入れた記憶があるカメラです。電池を充電してみて、使ってみることにしました。
10年前の「高級」という性能
せっかくなのでと電源を入れてみたところ、まずは時計の設定画面です。2014年から選べるあたりが、時代を感じさせます。
数枚シャッターを切ってみたんです。今の最新のカメラと比べると、その性能は正直言って「物足りないな」と感じるレベル。オートフォーカスの速度はもっさりしているし、高感度性能も今ひとつ。動画を撮ってみてもとんでもなく手ブレをするので、今時のスマホの方がよほど良い映像ができあがります。出てくる写真も、なんだか全体的にぼんやりしている。なんだろう、味付けが薄いというか、今の補正がしっかりかかった画像とは違います。
なぜか心惹かれる、不完全な写り
でも、なぜでしょう。撮った写真を見返していると、妙に心惹かれるものがあるんです。最新のカメラが作り出す、完璧でクリアな写真とは違う、どこかノスタルジックで温かみのある写り。レンズの個性なのか、センサーの特性なのか、はたまた私の思い出フィルターがかかっているのか…せっかくなのでいくつか昔の写真も漁ってみることにしました。
今ではニーズがほとんどなくなっている、いわゆる「オールドコンデジ」。でも軽くて取り回しがしやすい、そして何より、写真を撮るという行為そのものを純粋に楽しんでいる自分がそこにいました。
今のカメラは、あまりにも高性能すぎて、私が何も考えなくても「良い写真」を撮ってくれる。それはそれで素晴らしいことなのですが、LX100は、普通の風景を普通に出してくれるんですよね。感動は薄いんですけど、「普通」ってこういう感じだったよな、と思い出させてくれるような。
「普通」は、特別だということ
もちろん、ブログに載せるなら最新のカメラで撮った方がきれいに見えるのは間違いないのですが、こうして古いカメラを引っ張り出して、その写りを楽しむのも悪くないなと。
特にパティスリー301は、「普通を特別に」というよりは、「普通って、それ自体が特別なんですよ」というフィロソフィーが根底にあったりするので、しばらくこのカメラを使ってみようと思った次第です。
これからも、このLUMIX LX100は私の「相棒」として、現代のカメラとは違う、独特の世界を切り取ってくれることでしょう。
現場からは以上です。
助手より
あわせて読みたい
【パティスリー301の菓子図鑑 第5章】心を込めた「ありがとう」を形に。パティスリー301の、特別な焼き菓子詰め合わせ。
大切な人への感謝を伝える、特別な焼き菓子詰め合わせ。素材の味を大切にした、フロランタンやガレット・ブルトンヌなど、一つ一つ手作りの焼き菓子。パティスリー301が心を込めてお作りする、喜ばれる贈り物のご提案です。
お客様の「ありがとう」を形に
先日、一台の特別なご注文をいただきました。 とある男性が、ご自身の人生にとって、とても大切なイベントの際に、お集まりいただいた方々へお渡しする「心ばかりの品」として、当店の焼き菓子を選んでくださったのです。
そのお話を伺った時、私たちの胸は、静かな感動でいっぱいになりました。 誰かを想い、感謝を伝える。その大切な瞬間に、私たちのお菓子が側にいられること。それは、菓子屋にとって、何よりの喜びです。
箱の中に詰めた、8つの小さな物語
ひとつひとつ、形も、食感も、香りも違う、個性豊かな焼き菓子たち。 今回の詰め合わせには、フランスの伝統的な焼き菓子を中心に、8つの物語を詰め込みました。
例えば、黄金色に輝く「フロランタン」。クッキー生地よりも厚いのでは?と思うほどたっぷりと乗せた、キャラメルとアーモンドスライスの層がパティスリー301流。濃厚な甘さと香ばしさが、口いっぱいに広がります。
そして、少し意外な一品が「チイズサブレ」。二種類のチーズと、ピリリと効かせた胡椒が主役の、甘くないお菓子です。ワインがお好きな方への贈り物にも、きっと喜んでいただけるはず。
素朴な見た目の「プティブールナンテ」は、あえてカチカチの食感に焼き上げています。ミルクティーにそっと浸して、少しずつ柔らかくなるのを待つ時間もまた、愛おしいものです。
その他にも、バターが豊かに香る「ガレット・ブルトンヌ」や「ショートブレッド」、チョコレートの風味がたまらない「ショコラアマンド」など、それぞれにこだわりの焼き菓子たちが、箱の中で出番を待っています。
言葉のいらないコミュニケーション
私たちは、その日、贈る方の「ありがとう」という気持ちと、受け取る方々の笑顔を想像しながら、いつも以上に心を込めて、オーブンへと向かいました。
お菓子は、言葉のいらないコミュニケーションだと思うのです。 大切な方への贈り物として、私たちの焼き菓子たちが、お客様の温かい気持ちを届ける、ささやかなお手伝いができたなら、これほど嬉しいことはありません。