【菓子図鑑&レポート】「エステルハーティトルテ」と「ミルクティショートケーキ」

優雅な午後の変身劇

温かい紅茶が美味しい季節になりましたね。

さて、先週の木曜日にパティスリーを覗いてくださった方は、ある「見慣れないけれど、どこか懐かしいケーキ」に気がついたでしょうか。

「ミルクティショートケーキ」という名前のケーキです。 実はあのお菓子、ウィーンの伝統菓子「エステルハーティトルテ」が、少しだけお化粧直しをして皆様の前に現れた姿でした。

今月のお菓子教室で扱っているこのエステルハーティトルテ、とても美味しかったのでご提供してみようという運びになったのです。

伝統の衣をまとって

ここからは少し「菓子図鑑」としてのお話を。 エステルハーティトルテは、オーストリア・ハンガリー帝国の時代から愛されている、とても歴史のあるお菓子です。

最大の特徴は、何層にも丁寧に重ねられた生地と、その間に挟まれた風味豊かなクリーム。 口に含むと、それぞれの層がほどけて、ふわりと紅茶の香りが鼻をくすぐる……。シンプルに見えて、実はとても奥行きのある味わいのケーキなんです。

今回は、より多くの方にこの美味しさを知ってほしくて、あえて分かりやすい「ミルクティショート」という名前でお出ししました。名前は違っても、その中身はクラシック、楽しんでいただけたら幸いです。

食べることと作ること

そして、このケーキの一番の見せ場といえば、表面に描かれた幾何学模様。 「矢羽根模様」と呼ばれるデザインですが、これ、どうやって描いているか想像つきますか?

「わぁっ、きれい!」

お菓子教室では、そんな楽しそうな声が上がっていました。 エステルハーティトルテという名前や歴史を知って、自分の手でその美しさを再現してみる。それは単にケーキを作ること以上に、豊かな時間を過ごすことにつながる気がします。

食べる楽しみと、作る喜び。 パティスリー301では、その両方を用意してお待ちしています。 よかったら、この美味しい世界をちょっと覗いてみませんか?

前へ
前へ

木枯らしの朝に咲いた幾何学模様。「エステルハーティトルテ」の優美な姿

次へ
次へ

【LX100】高性能ゆえの退廃。F1.7レンズとクロスプロセスが描く世界